双六の歴史

■中国の盤上遊戯

中国の遊戯盤は、競争ゲームでは、雙六(双陸)、シン・クン・ト(絵双六)、博(六博)、関などがありました。

包囲ゲームでは、囲碁が古い伝統を持っており、配列ゲームでは、ルク・ツ・キ(六目並べ)、格五(五目並べ)、サム・キ(三目並べ)がありました。中国将棋も後漢時代から存在していることが確認されています。

この中で記録上最も古いのは囲碁です。囲碁については「春秋左氏伝」(紀元前548年)に記述があり、高尚な頭脳ゲームとして王侯貴族・知識人に愛好されました。朝鮮においても囲碁の歴史は古く、「百済本記」の紀元475年の記載には王が国を滅ぼすほど碁好きであったとあります。

中国の双六は陸、雙六子、六采とも記され、その起源はインド(天竺)の波羅賽戯(はらさいぎ)にあり、三国時代の魏の曹植が始めたと言われています。

前へ戻るHistory of SUGOROKU TOP次に進む


Copyright(c) TSUKIJI SUGOROKUKAN