双六ライブラリー


出世須悟録 明治32年 1899年
制作  発行兼印刷人:吉野貞三郎 編集人:福島健馬 版元 毎日新聞付録 
掲載誌 毎日新聞付録
/ サイズ(cm)  
縦55×横79

明治の男子は苦労の末の出世が上がり。

 振り出しは「誕生」。「入学」「放蕩」「零落」「天の網」「名誉」「洋行」「婚礼」等を経て、「出世」で上がり。上がりの図は富士山をバックに馬車に乗ってタバコをふかす紳士の図である。「最期」という1回休みのコマもある。荒れ野に白骨が晒されている。「朝には紅顔ありて夕べには白骨となる」(和漢朗詠集)を絵にしたようなコマである。 余白が多く、シンプルながら達者な漫画で構成されている。毎日新聞の元旦の付録。

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全体


振出し 誕生


洋行


名誉

最期

系統図

上がり 馬車出勤

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